健康支援トピックス

2014/01/27

まぶたに石ができる病気って?

まぶたの奥側ではあまり気になりませんが、前のほうにできると異物感や痛みを感じることがあります

目の異物感は誰にとっても気になるもの。多くは小さなゴミなどが入ったためにゴロゴロする場合ですが、結膜に結石ができて症状を引き起こしている場合もあります。

結膜とは、まぶたの裏側と眼球の白目の部分を覆っている粘膜のこと。結膜結石はこの結膜の表面に白っぽい小さなかたまりができる病気です。粒状のかたまりはカルシウムや脂質が固まって沈着したもので、まぶたの奥側ではほとんど気になりませんが、前のほうにできるとまばたきをした時などに異物感が生じます。

原因としては、感染やアレルギー、ドライアイなどが考えられますが、特定できない場合が多く、再発も少なくありません。結石は自然に排出されることもあるので、気にならなければそのまま様子を見るケースもありますが、角膜が傷ついたりすると強い痛みが出現します。

異物感や痛みが続く場合は、眼科で取り除いてもらいます。麻酔薬を点眼した後、専用の器具で除去します。数分程度で簡単に除去できます。出血が見られる場合もありますが、1日内に止まることがほとんどです。

似たような症状の病気に、マイボーム腺梗塞という病気があります。マイボーム腺とはまつ毛の生え際に並んでいる油分を分泌するための器官で、油膜で涙の蒸発を防いで目の表面が乾くのを防いでいます。

マイボーム腺梗塞は、マイボーム腺の機能が低下することで油分が固まってしまう病気で、目の異物感や乾燥感、灼熱感などを引き起こします。炎症や加齢によりマイボーム腺が詰まりやすくなることが原因ですが、女性の場合は化粧品の成分が詰まって起こることもあります。

まぶたの病気としては、このほかにも麦粒腫(ものもらい)や霰粒腫などがあります。症状だけでは見分けがつかないことも多いので、必ず眼科を受診してください。



監修:梶田眼科院長 梶田雅義