健康支援トピックス

2014/01/27

ガサガサ、しもやけ...冬の足対策

かかとのカサカサには角質のお手入れと保湿クリーム、しもやけには血行促進とムレ防止が大切です

空気が乾燥する冬、気がつくとガサガサのかかとにひび割れ、しもやけに悩む人も少なくありません。簡単で効果的なケアの方法は?

北風が冷たい冬は、室外も室内も空気が乾燥しがち。手足の皮膚からはどんどん潤いが奪われ、かかとのガサガサなどさまざまなトラブルを招きます。タイツやブーツによる足のムレも気になります。

かかとのガサガサの原因は、厚くなった角質と乾燥です。体重が集中的にかかるかかとは角質が厚くなりやすい上に乾燥しやすく、放っておくと白くカサカサになってしまいます。ひび割れて、痛みが出てくることもあります。

かかとのお手入れで大切なのは、まずは保湿。お風呂上がりなどに保湿クリームを塗った後、乾燥予防に靴下を履くのがおすすめです。保湿成分は徐々に浸透して、時間がたつとしっとりしてきます。角質があまりにも硬く厚くなっている場合は、保湿クリームが浸透しにくいので手入れをしましょう。

軽石などでこするときは、ごく軽くすること。必要以上に角質を削り落としてしまわないように注意してください。また、角質除去のためのスクラブタイプやピーリングタイプのクリームも市販されています。

一方、しもやけは寒さによる血行不良が原因です。冷え症の人や足がムレて湿りがちな人に多くみられます。足指や足裏などが赤く腫れるほか、皮膚が張りつめたように膨らみます。

しもやけのかゆみは、血液循環が悪くなっているところに急に血が巡り出すことで、周辺の神経が刺激されることで生じます。水仕事の多い人は手先、子どもや寒い地方では寒気に触れる鼻先やほおなどにできることもあります。

しもやけを予防するには、長時間冷気にさらしたり濡らしたまま放置したりしないこと。ムレて汗ばんだ皮膚が、その後冷えるのも要注意です。ブーツなどで足がムレた場合は、靴下を取り替える、乾いたタオルで拭くなどしてください。

足先が冷え過ぎないように防寒対策をしっかりするとともに、血行を促すもみほぐしや足湯も効果的です。血行をよくする働きのあるビタミンEも意識してとりましょう。小麦胚芽やアーモンド、モロヘイヤなどに多く含まれています。

冬のおしゃれの定番ともいえるブーツですが、汗がブーツ内にこもってムレて、嫌な臭いがするのは困りもの。足の臭い対策の基本は清潔に保つこと、雑菌のエサとなる角質のケアを怠らないことも大切です。毎日同じ靴を履くのは避け、脱いだ靴には消臭、殺菌スプレーをして靴用乾燥剤を入れておくなどのお手入れをしてください。

吸湿性のよい靴下や防臭ソックスの利用も臭い対策になります。最近では保温グッズとして、靴の中敷きがカイロになっているものなどもあります。自分に合ったものを上手に選んで、冬の足トラブルを予防してください。



監修:関東中央病院 皮膚科部長 日野治子