健康支援トピックス

2013/08/28

夏の終わりは腎疲労に要注意

水分を大量にとったり、冷房で体を冷やしたりすると、腎臓に負担がかかり、むくみや疲れなどの症状を招きます

ここ数年、猛暑のせいで脱水症や熱中症が増え、予防のための水分補給をおこたらないよう注意が呼びかけられています。でも、長期間水分を多量にとりすぎていると、いつの間にか腎臓に負担をかけてしまうことも。腎臓は肝臓と並んで沈黙の臓器といわれます。機能が低下してきてもわかりにくく、いつの間にか負担をかけてしまいがちです。

腎臓は体内の水分量を一定に保つよう尿量を調節する働きや、血液をろ過して体の中の老廃物や塩分を尿として排出する働き、血圧をコントロールするホルモンの分泌などを担っています。水分を一度に大量にとると、腎臓は水分の処理が間に合わなくなり手や足、顔などにむくみとなって現れます。

腎機能が低下した状態が続くと、尿毒素といわれる不要な物質や老廃物の浄化が間に合わず、汚れた血液の循環によって心臓病や脳卒中などのリスクが高くなることがわかっています。また、ホルモンバランスの崩れから高血圧を引き起こすことも少なくありません。

過度の水分摂取に加えて、空調の整った現代の生活環境では汗として水分を発散しにくいことも、腎臓に負担をかける要因です。また、冷房によるからだの冷えも血液循環を悪くして腎臓への負担を大きくします。朝、顔がむくんでいる、疲れやすい、冷える、腰痛、背中の痛みなどがある場合、腎臓からのSOSかもしれません。

尿量が減る、尿の色が濃い、濁っている、泡が立つなどの尿の異常も腎臓に負担がかかっているときに見られる症状です。普段から尿を観察する習慣をつけて、異常がみられたら内科や泌尿器科で尿検査を受けるようにしましょう。